【しんすけ】21回目のデート③誕生日デート
駅からちょっと歩く
しんすけくんははや歩きになってる
いやいやコンパスの差か
彼からちょっと遅れをとる
いかんせんパンプスだと歩きにくい
かといってスニーカーとか履いてくるわけにもいかないし
彼はまわりのビルを見わたしながら歩いている
来たことあるの?と聞いたら
はじめてだ、とのこと
迷ったわけではなさそうだけど
彼にだまってついていくと
ちゃんとあったwおおwラブホテルw
そんなにやらしそうじゃない外観
ふたりで手をつないで
平然と中に入る ←もうこんなこともできるようになったんだね、ふみw
部屋を選ぶところでおどろいたw
9割部屋がうまってるw
こんな朝から…w
ってあたしたちもかw
あんまりやらしそうじゃない部屋
そんなに高くない部屋をえらんで
部屋まで行くエレベーターに乗った
彼は両手にそれぞれカバンとデパ地下の食品をぶらさげたまま
ふみを抱きしめた
「ああやっとふたりきりだよ」
熱でもあるのかな
しんすけくんの体が熱く感じた ←いやそれふみが低体温なだけだからw
彼が強く抱きしめるから
胸がつぶれてくるしい…
はやく部屋に着け!と念じたら
エレベーターのドアが開いた
都会の駅前のラブホテルだからか
ドアを開けると
とてもシンプルで落ちついた部屋
シンプルなわりに
大きめの鏡があったりするが…
買い込んできたものや荷物をチェストに全部ひとまず乗せて
手を洗いに行く
しんすけくんもトイレに入るが
これがなかなか出てこなかった…
おちんちんきれいにしてたのかな
もしかしてwww
彼がトイレから戻るころ
冷えたグラスを出してワインをそそいでいた
誕生日の乾杯をして
ふみはソファに並んで座るしんすけくんにしなだれかかった
ふみはアルコールによわい
でもアルコールが入るとふだんの強すぎる自制心がかなりぶっとんで
解禁状態になる
しんすけくんがちゅっとキスをしてきて
そのキスはこれから本気モードだよ的キスだったんだけど
ちょっと制して
ワインをあおって自分に点火した
ちゅっちゅっ…れろれろ~がはじまる
が
まだふみに点火しない
彼に抱きついたまま顔だけ離し
そういえばこないだ
しんすけくんがこんなことしたいあんなことしたいってのがあるって
言っていたのを思い出して
聞き出してみた
こないだメールで言ってた…
あたしとしてみたいことってなあに?
目ははんぶんとろん状態
ねこが飼い主にすりよる仕草で聞く
しんすけくんは
あたしに黒の透けたストッキングを履かせて
スカートを履いたまま後ろからしたいんだそうだ…
網タイツとかじゃなくて
タイツとかじゃなくて
黒の”肌の透ける”シアーなストッキングじゃなきゃだめなんだってw
うん、わかった
今度そうしてあげる
ふみのあたまの中でパチンと電気がついて
ふみが今日かばんに持ってきたものがあたまに浮かんだ
うふふ、と彼から身を起こすと
ふみはチェストのかばんをさぐる
すぐうしろに彼がやってくるから
部屋を少し暗くしてちょっと待ってて、と
ポーチを持って
洗面所へむかった
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